二級建築士を独学で勉強している人にとって参考書選びは大切です。
資格学校に通ってる人は学校の教材があるかと思いますが、独学の方は自分で参考書選びからスタートします。
すでにたくさんの書籍が出ていますが、それぞれ特徴ごとにまとめてみました。
■目次
必要参考書の種類
まず最初に必要な参考書(テキスト)をまとめてみました。
だいたいの参考書は4科目が1つになった総合の物が多いです。
よく、わからずに2冊3冊と購入して手をつけたりする方がいますが、はっきり言って1冊あれば十分です。
参考書は不足を補うために使用するので1つの参考書をぼろぼろになるまで使い込めばほぼ範囲は学習できます。
学習の仕方については、まとめノートを参照下さい。
必要な参考書はまず総合のテキスト、過去7年分の過去問題集、試験に持ち込める法令集の3点です。
最低限こちらの3つは用意しましょう。
おすすめ参考書4科目総合
スタンダード二級建築士 2021年度版
4科目のまとめがしっかりされていて、ポイントごとにわかりやすく解説されています。
過去問を基に必要な内容がつまっているので、過去問をこなし、テキストで意味を理解する。の繰り返しがとてもしやすい参考書になっていいます。
よく、参考書を1ページめから最後までノートにまとめ、よし!問題をやろう!!
という学習の手順を踏みたくなりますが、無駄です。
自分もそうでしたが、一通りまとめきる頃には最初の内容はほぼ忘れています。(笑泣)
上記のように過去問をこなしながらの方が繰り返しの学習には効率が良いです。
必ず実践をこなしながらの作業をするよう心がげて下さい。
スタンダード二級建築士には過去問が3年分ついてきます。
しばらくはこの1冊でも十分学習が可能です。
通勤や休み時間など時間を有効に使い、常に持ち運んで学習ができます。
小見出しで出題パターンのポイントや、下の空いているスペースにちょっとした練習問題が用意されているのが、あちこち参考書を広げて学習するよりも非常に効率良いです。
おすすめ過去問題集
二級建築士過去問題集 チャレンジ7 日建学院 2021
日建学院出版の過去7年分問題をまとめた問題集です。
解説がしっかりしているのは当たり前ですが、個人的にはサイズが大きいのでマーキングなどをして、文字が非常に見やすかったのが一番しっくりきました。
何度も繰り返していると自然と解説にたくさんの書き込みが増えてきます。
自分なりの理解の仕方や覚え方が非常に大事で、きっかけ・暗記のキーワードなどポイントごとでまとめていけたので個人的には1番の過去問題集だと思います。
回答以外の問題の解説が非常に大事で、ひとつひとつの問題の網羅がしやすいです。
サイズが大きい分持ち運びが不便なので、そのあたりが欠点ではありますね。
過去問の持ち運びであれば総合資格の方がまだサイズは小さいので便利かもしれません。
二級建築士 総合資格 過去問題集 2021
試験持ち込み可・法令集
総合資格 令和3年版 建築関係法令集 法令編
横文字でサイズ大がみやすく、線引きもやりやすいです。
上記の過去問もや参考書もそうですが、「見やすい」は勉強時間の効率など時間を有効につかえます。
それは試験でも同じです。
法規は時間との勝負なので1分1秒でも早く問題をこなす、辞書引きを素早くできるかが大事です。
インデックスや、過去の問題を参考にした必要ヶ所のアンダーライン線の引き方は、総合資格よりハガキで申し込めば資料を送って頂けます。
必ず申し込みましょう。
ただ、付属だけでは全く内容が足りないので最終的には自分で線を引いてオリジナルの辞書を作り上げましょう。
線のマーカーなど多少数種類使って色分けしておいた方が、わかりやすと思います。
(多すぎても混乱する可能性があるのであくまで引いた内容を頭で理解するのを目的として引くと良いでしょう。)
法規の学習こそ、やり方が難しいので悩むポイントかと思います。
インデックスと同じで付属には線引きの仕方以外にも学習の仕方や、辞書の引き方も載っているので、ぜひ参考にしましょう。
その他の補足問題集
5日でわかるシリーズ
上記の問題集でどうしても、物足りないと感じるのであれば、おそらくそれは計算問題でしょう(笑)
徹底的に学べる計算問題専門の参考書になっています。
やりこめば本当に5日で理解度がぐーんと上がります。
個人的には理解度というよりは、計算問題の慣れとして役立つと思います。
慣れというのは、応用ができるようになるという事です。
似た類似問題をある程度解放に導けるようになれる教材だと思うので、計算問題が不安な方はあると良いかもしれません。
1冊で十分と言ってしまいましたが、これだけは自分も購入してしまいました。
単純に過去問題を暗記してしまったので、違った問題の見方がしたかったので。(汗笑)
スミマセン。。。。
まとめ
以上、おすすめの参考書・過去問・法令集をまとめてみました。
他の参考書もたくさん出版されているので悩むかと思いますが、上記の参考書は本当に使いやすいと思います。
最終的には学習の時間や質にもよります。
たくさんの時間があれば、もちろん点数は向上するでしょうが、働きながら試験勉強している人にとってはそれほど時間はかけられません。
質にこだわって学習できれば独学でも学科試験は必ず合格できるはずです。
ぜひ、これから試験に挑戦される方は参考にして頂ければと思います。